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ECサイト制作から見た消費税10%と軽減税率対応

2019.06.07 / SAI 藤吉洋平

トピックス

10月に迫った消費税10%への変更に伴い。様々な業種や企業が対応に追われています。

単純に消費税が8%から10%になるだけでは話は早いのですが、今回は軽減税率が行われることもあり、雑貨店や小売店などの多数の商品を取り扱う企業は本当に大変だと推測できます。

弊社でもいくつかECサイトで軽減税率を含めた対応を現在も手掛けており、そのポイントとなる部分を以下に記載したいと思います。

 

そもそも軽減税率とは?

一言で言ってしまえば、「食べ物」は消費税8%「それ以外」は消費税10%です。

健康食品やプロテイン、食玩は8%です。ただお酒は10%で、噂では料理酒やみりんも10%のようです。

線引きがわかるようなわからないような感じですが・・

 

ECサイトにおける軽減税率

もちろんECサイトにおいても軽減税率の対応は必須です。10月1日までには避けては通れない改修が必要です。日本の有名ECツールやオープンソースはそもそもが軽減税率に対応していないため、かなり大掛かりなシステム改修とデータ入力が必要になります。

弊社のようなシステム開発会社からするとありがたい反面、今まであまり深く考えてこなかった税計算の方法を見つめなおす機会となり、頭を悩ませることが多々発生しています。

 

食品ととそうでないものをカゴに入れたときの計算方法は?

例えば Aという100円の食品を3つ Bという200円の食品でないものを2つカートに入れたとします。

その場合税計算はどうなるでしょう?

パターン1 round(100 * 1.08) * 3 + round(200 * 1.1) * 2

パターン2 round(100 * 1.08 * 3) round(200 * 1.1 * 2) 

実は10月の段階ではどっちでも良いみたいです。ただ・・・パターン2が今後正解になるようです。

もっと言うと食品は食品ですべて税抜きで足し算し、最後に税率を乗算するようになるようです。

つまり税計算は 食品で1回 食品で無いもので1回 最大2回しかおこなっちゃダメということです。

つまり、店頭から税込み価格が消えてしまう日がやってきます。

現在は価格を税込み表示にする文化が主流で、わかりやすかったのですが、残念な気もします。

ECサイトでは長い目で見た場合上記を踏まえた改修が必要です。

EC-CUBEなどを使っている方は頭に入れておくとよいかもしれません。結構カスタマイズが大変です。

 

決済会社にも計算方法の確認を!

クレジットカード決済などは基本税込み価格をオーソリしてしまうので、内訳は必要なかったりしますが、決済方法によっては商品ごとの内訳を明記して電文を作成しなければならないサービスがあります。

その場合計算方法が不一致となるとエラーがかえってきてしまうことが想定されます。

遅くとも2019年8月ぐらいまでは決済会社へ確認を済ませておくのがよいでしょう。

 

送料の消費税は?

10%です。ただ食品で送料無料を歌っているような売り方の場合は8%でよいようです。

 

10月1日より前にカートに入れている商品の消費税は??

明確に決まっていないようですが、サイトでのポリシーは確定する必要があります。

つまり税計算をいつ確定させるかということです。考えられるタイミングとして

・ カートに入れたとき

・ 注文が完了したとき(一般的)

・ 売上が成立したとき

・ 出荷されたとき

軽減税率に伴い税に関して世の中の意識が非常に高まることが想定されます。

是非これらを明確にし、お客様にお伝えできるようにしておく必要があります。

 

最後に 本当に10%になるの??

よく会食の議題になるネタです。政治や経済の問題からいろいろと増税には懸念が示されていますが。

断言できるのは

「消費税は10%になります」

間違いないです。弊社クライアント様やパートナー様でも増税のシステム対応に1年以上費やしており、そのコストは膨大です。また不動産や建築などの納品に時間がかかる商材はすでに10%表記に切り替えを始めている企業もあります。

 

以上になります。

SAI 藤吉洋平

SAI 藤吉洋平

株式会社エス・エー・アイ 取締役

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